正しい知識を得る

塞ぎ込む男性

病気の正体

うつ病は心の病と言われていますが、心の病と言われてもよくわからない印象を受けます。それは原因が体をいくら調べても分からないためにそのように言われる傾向があります。うつ病について正しい正体をつかめていないと正しい治療もできなくなってしまいます。実際心の病というものは脳の問題なのです。脳の問題というと精神病やアルツハイマー病のようなものをイメージしますが、うつ病もれっきとした脳の病なのです。何が悪いかというと脳内の物質のアンバランスな状態が起きているために、気持ちが晴れなかったり、不安が強かったり、心配事が耐えなくなったり、怒りがおさえきれなくなったり、眠れなくなったりしてしまうのです。脳内の物質の安定こそがうつ病の治療なのです。脳内物質のバランスは、安定物質であるセロトニン、怒りや、不安の物質であるアドレナリン、快楽の物質ドーパミン、などがありますが、それらのバランスが崩れると精神的に不安定になり、いわゆるうつ状態になるのです。脳内には色々な物質がありますが、不安を起こすような場合は安定物質であるセロトニンが不足している状態にあるのです。これがまさにうつ病の正体です。これを理解していないと、眠れないから睡眠薬を投与したり、不安なので抗不安薬を飲むといった症状に対しての対処しかできなくなってしまい、根本から治療することができなくなってしまいます。薬物治療が必要ないということはありません。症状がひどい時はそれを抑える必要があります。しかし状態が安定してきたら根本から治療することに専念しないと生涯薬を摂取し続けることになってしまいます。

病気を根本から治す

うつ病を根本から治す、これはある程度症状が収まってきたら始めることになります。一言で言えば、不安になる要素を減らし、安定物質であるセロトニンを安定的に供給できるようにすればよいのです。方法は幾つかあります。脳内物質に影響を与える者に血糖値があります。血糖値がセロトニンの安定供給を左右すると言ってもいいくらい重要な地位を占めています。経験が有るかもしれませんがお腹がすくとイライラしたり、人によっては手が震えてきたり精神的に不安定な状態に陥る経験が有ると思います。それは低血糖の状態です。糖分が足りていないためにイライラしたり震えたりするのです。糖分が不足しているのなら糖分を与えればいいのではと思うかもしれませんが、そこが危険なポイントになります。空きっ腹に甘いものは血糖値を不安定にさせる大きな要因になり脳内物質が不安定になりがちになりうつ病の発症、促進につながってしまいます。糖分、砂糖や白米、白いパンなどを摂取すると血糖値が急上昇します。その時は気分よくなりますが、血糖値が急上昇するとそれを抑えるためにインスリンが大量に分泌します。そうなると今度は血糖値の急降下が起こります。この急降下するときにアドレナリンが多量に分泌され、脳内物質に不安定が発生します。そうするとまた、イライラしたり、手が震えたりしてしまうのです。低血糖の状態を糖分の摂取で解消しようとすると同じことの繰り返しで血糖値の急上昇と急降下を繰り返し、脳内物質は安定しません。安定させるには糖分の吸収を緩やかにする食物繊維を摂取し、セロトニンの原料になるタンパク質を摂ることが大切になります。食を改善するだけでもうつの原因の一つを取り除けるので今日から実践できるうつの治療、予防になると思います。